主催挨拶
2022年12月19・20日に、神田明神ホール(東京・神田明神文化交流館EDOCCO内)にて【平和祈念アートラベル展~伝統と革新~】を開催いたしました。本展覧会は昨今の緊迫する世界情勢を受け、平和に対して芸術が果たす役割に大きくスポットを当て、盛会のうちに終えることができました。
日本全国のアーティストの皆様方の手掛けた素晴らしい作品の数々、その作品の持つ“力”と平和の国サンマリノ原産の“Tradinnova”の融合により、世界に向けて日本芸術の素晴らしさとこの展覧会の持つ意義・テーマを発信できたと確信しております。
また、20日には神田明神本殿にて奉納式とセレモニーを行い、セレモニー中にはこの度ご協力いただいた駐日サンマリノ共和国特命全権大使 マンリオ・カデロ様、当協会にご尽力いただいております東京都足立区議会議員 長澤興祐先生、心理カウンセラー 清田予紀先生にもご出席いただきました。
駐日サンマリノ共和国特命全権大使 マンリオ・カデロ様からは、両国の更なる友好関係をとのお言葉もいただき、当協会といたしましてもその想いにしっかりと応えられるよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。
最後になりますが、本展覧会にご賛同いただいたアーティストの皆様方、ご来場いただいた皆様、神田明神及び神田明神ホール関係者の皆様、開催にあたりご支援・ご協力いただいた全ての皆様に心より御礼申し上げます。
国際総合芸術交流協会
一同
開催概要
■名称 :平和祈念アートラベル展~伝統と革新~
■日時 :2022年12月19日・20日
■会場 :神田明神ホール((東京・神田明神文化交流館EDOCCO内)
東京都千代田区外神田2丁目16-2
■主催 :国際総合芸術交流協会 International Association of General Art[IAGA]
≪芸術の果たす役割と大きな期待≫
心や身体が疲れているとき、小さなこと・大きなことに悩んでいるとき、色々なことに行き詰っているときに、ふと目に入った作品に生きる力や気づきを与えてもらったという話は多くの方が耳にされたことがあると思います。
また、芸術文化は人々の心や暮らしに豊かさやゆとり、精神的満足から誇りまでをも与えてくれるという研究結果があります。
それほど芸術文化は古来より私達の生活の支えであり根幹を担っているといっても過言ではないのです。
最近色々な場面で相互理解という言葉が使われています。様々な立場や国籍、人種の人々が互いの文化や考え方を尊重し、命の大切さや多様な価値観を理解する・・・簡単なようで難しいことかもしれません。
ただ一つ言えるのは、武力や権力を振りかざしても何も解決はしないのです。武器を手に取ることで得るものは何か。銃の重さは分かっても、命の重さや自由の意味は到底理解し得ないことでしょう。
その一方で、芸術によって流れる涙と言葉の壁を超えた心のつながり、そして自由。
アートとは、無限の可能性を秘めた自由な世界。それこそがこのような時代に芸術が求められる所以ではないでしょうか。
~平和の国サンマリノ~
サンマリノ共和国は建国以来一度も戦争をしたことのない“平和の国”とも呼ばれています。地理的な利だけではなく、政治的にも一個人に権力が集中しないシステムがとられており、平和と自由を重んじる国民性は民主主義の根幹を支え、文化の多様性を尊重する礎となっています。
先述のように、文化の多様性を尊重することは,現代における国際的な基本的ルールであり、弊社ではこの理念に基づき“平和のワイン”とも称されるサンマリノワインと、平和への想いを寄せて頂く日本全国のアーティストの皆様方のお力添えにより、本企画『平和祈念アートラベル展~伝統と革新~』を開催いたしました。
~神田明神ホール~
創建千三百年を迎える江戸総鎮守 神田明神。
縁結び・商売繁昌・厄除けの神様として庶民に寄り添ってきました。
その境内にある神田明神ホールは、連綿と受け継がれてきた伝統の継承だけではなく、多様な文化や価値観を受け入れ、新たな文化を創造することをテーマにされており、まさに本展覧会に相応しい会場です。
~奉納式&セレモニー~
12月20日午前11時、神田明神本殿にて、ご来賓の方々とお力添え頂いたアーティストの皆様方にも参加いただき厳かな雰囲気の中行われました。
その後のセレモニーでは、マンリオ・カデロ大使より、「サンマリノは日本と深いつながりのある国です。東日本大震災をきっかけに創建されたヨーロッパで初めてとなるサンマリノ神社があり、サンマリノの人々は歓びとともにこの出来事を歓迎しました。またヨーロッパで日本の文化を知ってもらえるような催し物も、今回のみならず未来につながるように続けていきたいと考えております。そしてサンマリノ産のワインは神社ワインとも呼ばれ、お神酒としても知られている。皆様の素晴らしい作品によりさらにTradinnovaの魅力が増し、今後も世界に向けて発信し、ぜひサンマリノにもお越しになっていただきたい。」とご挨拶をいただきました。来場者の皆様に温かい眼差しで語られる姿を拝見し、芸術による人々の繋がりを実感していただけたようでした。
続いて、足立区議 長澤先生より、「この度の催し物は、アーティストの皆様による二ヵ国間の外交とも言えるのではないでしょうか。外交とは普段、政治家同士で行われているため、中々国民の皆様が肌で感じる機会は少ないものですが、1700年以上に渡って戦争をしていないサンマリノ共和国と不戦の誓いを立てている日本が、このような催し物を通して平和への想いを一つにする――
それこそが次世代への大きなメッセージになるのは間違いありません。まずはTradinnovaを五感で味わっていただき、サンマリノという国をより深く知っていただきたい。
そして平和の国と呼ばれるサンマリノでもこの素晴らしい展覧会を開催できれば、今後の二ヵ国の未来に有意義に繋がっていくのではないでしょうか。」と、両国の未来を見据えた熱意あるお言葉をいただきました。
心理カウンセラー 清田先生からは、「人は見た目の8割で品質を判断するといわれている。アートラベルとは視覚の芸術と味覚の芸術が出逢うことを意味し、この度のアーティストの皆様の作品はそういった意味でこのワインの品格を更に高めることに成功されている。」と軽妙な語り口でお話しいただきました。
セレモニー終了後にはマンリオ・カデロ大使始めご来賓の先生方が、ご来場された皆様と記念撮影に応じてくださったこと、この場を借りて御礼申し上げます。
結びに、本展覧会は、このような時代だからこそアートによる心の平穏を、一人でも多くの人々に伝えることを目的に行わせていただいたものであり、アーティストの皆様にしかできない催し物でございます。
ご賛同いただいた全ての方々の平和に対する想いを、弊社スタッフ一同しっかりと受け止め、次世代へ繋げて参ります。
関わっていただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。誠にありがとうございます。